2018-01-01から1年間の記事一覧

ステロイド外用剤

塗り薬のなかで、最もよく効くのがステロイド外用剤です。ヒトの副腎皮質から分泌されるグルココルチコステロイドの誘導体を、湿疹や皮膚炎のある患者に塗り薬として初めて使ったのが一九五二年で、当時としてはそれまでの古典的な薬と比較して素晴らしい治…

塗り薬

成人型のアトピー性皮膚炎でも、年とともに良くなって行き、五十歳以上のアトピー性皮膚炎は本当にごく少数です。アトピー性皮膚炎の子どもを診察に連れて来る母親の手がちょっと荒れているようなときに、「おかあさんは小さいころにアトピー性皮膚炎があっ…

肉・魚・めん類・・・食卓に〃汚染″が並んでいる

/:…:…・………:.…………::…:…::野菜ばかりではありません。肉や魚にも汚染は広がっているのです。私たちが毎日食べている肉類は、どのようにして生産されているか注目してみたことがありますか? 牛、豚やニワトリは、牛舎、豚舎、窪塞壱いう狭苦しい空…

アトピー性皮虐炎と遺伝

アトピー性皮唐炎の家族内同症の頻度について、日本および海外で一九三○年から最近までに報告されている統計を見ますと、一五・六%から六六・七%となっています。アトピー性皮膚炎に関しては、歴史的に多くの同義語があると同時に、その診断に関しても、報…

情報が乏しい

「アトピー性皮膚炎の予防または食生活との関係」「アトピーに対して食事で気をつけなければならない点など教えていただきたいと思います」「食事に気をつけているが、本人に好きぎらいがあるため、思うようになりません。野菜をたくさん食べさせたいのです…

診断基準を確立すべく

アトピー性皮膚炎の病因にIgEが直接関与しているのではないかと考えられています。 しかし一方では、ぜんそくや鼻炎といった気道アトピーを合併しないアトピー性皮層炎の患者のIgEは正常値のことが多く、逆に寄生虫症などではIgEが高くなるのに皮膚…

ハウスダストの恐怖

わが国で〃アトピー性皮膚炎″という病名が紹介されたのが1960年代の半ばだったので、だいたい70年経過したいうことになります。しかしアトピーになる原因の1つにハウスダストがあるということが分かったのは、1980年代になってからのことだったのです。 1960…

腸内環境の乱れに原因

腸内の空間は、腸内細菌の全体の数もだいたい決まっている。したがって、善玉菌の勢力が拡大されると、その分、悪玉菌の勢力が殺がれることになる。こうなると栄養の分解・吸収能力が高まり、私たちの健康状態は良好に保たれるようになる。逆に、悪玉菌の勢…