遠赤外線の効果に注目する

水を睦らせ、水に活性を与えるのが〃遠赤札払講 なのです。
私たちは太陽から放射される光によって生きています。これは水,とて同じことです。水道の浄水場は、例外なく太陽のも‘とにさらきれていて、その太陽光線で水に活性を与える仕組みになっています。

さて太陽光線の中で、我々の目で見えるものを〃可視線″といいます。これは太陽が出す光の中のほんの一部です。虹のときに出る7色(赤、燈、黄、緑、青 藍、紫)がそれです。
1800年代に、ドイツの科学者・ハーシェルは、赤色の外側にさらに人間の目では見ることができないけれども、物理的には光と同じ性質を持つ電磁波が存在することを発見しました。これが赤外線です。


この赤外線の波長は、0.7ミクロンから1000ミクロンで、可視光線よりは長くマイクロ波よりは短いものです。さらにこの赤外線を分けていくと、0.7ミクロンから1.5ミクロンまでを近赤外線、5.6ミクロンから400ミクロンまでを遠赤外線と区別しています。


赤外線は波長の長さによって〃近赤外線″〃中間赤外線″〃遠赤外線″に分けられます。
遠赤外線は電磁波なので、遠赤外線の持つ熱は放射によって伝えられます。私たちが太陽の光線を〃熱い〃と感じるのは、この赤外線、特に遠赤外線の放射熱によるものなのです。

原子物理学を少しでも学んだ方ならお分かりでしょうが、物質を構成している分子はそれぞれ固有の震動を行います。これは分子を構成している原子の質量、結合の仕方、配列の状態、結合力などの違いからくるもので、固有の震動と回転の周波数を持っています。これは前に述べた水のクラスター(水分子結合)にも大いに関係してくることです。

この物質に赤外線を照射した場合、その震動数に応じた共鳴吸収を起こします。しかも有機物質は特に遠赤外線の波長の中では活発に共鳴吸収を起こします。この波長の範囲は3ミクロンから1000ミクロンの間で起こすことがよく知られています。それ以外の中間赤外線や近赤外線の中はほとんど起こりません。

このため遠赤外線は他の赤外線に比べて、有機物質を急速加熱する能力が非常に高いということが言えます。身体が温まったり魚がよく焼けるというのはこのためなのです。