2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

慌ててステロイドを中止してしまうことの危険性

副作用は、副腎皮質ホルモンの分泌を狂わせるところから生まれるステロイド剤の処方としては、外用、内服、点滴・注射などがあるが、最も多く使用されているのは外用薬である。その外用薬にしても、軟膏、クリーム、ローション、テープ、スプレー、ソリュー…

活性酸素

アトピー性皮膚炎から脱出するには、自然治癒力を修復し、垣E抗体を作らないようにすることが最大の問題になる。なぜ生活環境の変化が自然治癒力を低下させるのか、これまでその原因がなかなか分からなかったが、最近その正体が分かった。それは「活性酸素…

ステロイド剤

自分はどんなステロイド剤を使っているか、ご存じですか アトピーで悩んでいる人、アトピーの子供さんを持っているお母さん方は、病院でもらった外用ステロイド剤を使っておられる方が多いだろうと思う。なかには、報じられるステロイド薬害に、ステロイド恐…

生活の激変の他に、環境の悪化

昔であれば、成長に連れて、子供たちの免疫のズレは自然治癒力のバランスによって修正され、アトピー性皮膚炎も消えていった。しかし、生活環境の激変が、現代の子供たちの自然治癒力全体を弱らせてしまった。それがアトピー脱出の難しい子供を急増させてし…

生活環境の大変化とともに増え続けた子供のアトピー

免疫だの、抗原抗体反応だの、免疫グロブリンだのと最初から少し難しい話になってしまったが、ここまでの話で重要なポイントは次の二つ。① アトピー性皮膚炎は、垣E抗体が大量に作られることが原因②大量の垣E抗体は、免疫のズレによって作られる そして今…

自己流の食事療法は禁物

食事療法は、検査によってアレルゲンが特定されたら、その食品は避ける(除去する)ことになります。そしてそれの代替の食品を食べることになります。ところが除去した食品の代替がなかなか難しいのです。例えば卵がアレルゲンであった場合、鶏肉も食べるこ…

なぜ治りにくいアトピー性皮膚炎は増え続けるのか

◎生活環境の大変化とともに増え続けた子供のアトピー免疫だの、抗原抗体反応だの、免疫グロブリンだのと最初から少し難しい話になってしまったが、ここまでの話で重要なポイントは次の二つだ。 ① アトピー性皮膚炎は、垣E抗体が大量に作られることが原因②大…

どんな悪さをしているのか

では、アトピーの患者さんの体内で、増E抗体はどんな悪さをしているのだろうか。まず、抗原が体内に侵入したとき、ヘルパーT細胞からの刺激で、B細胞は抗体を作り始める。このとき免疫にズレが生じていると、大量の垣E抗体が作られることになる。作られ…

腸管免疫

私たちの体内に入ってくるものは、肉や魚のような食べ物であろうと、牛乳のような液体であろうと、ホコリであろうと、免疫によって抗体が作られる。しかし、すべてのものに免疫を働かせることは身体にとって異常な状態になり、私たちは生きていくために必要…

アトピーの原因になる垣E抗体はこうして作られる

まず一般に「アレルギー」と言われるものにも、いくつかの型がある。それが、I型、Ⅱ型、Ⅲ型、Ⅳ型の四つのタイプに分けられ、そのうち、I、Ⅱ、Ⅲ型は主に抗体が関係し、Ⅳ型にはT細胞が関わっていることが分かっている。 ①I型アレルギー.:…「即時型アレル…

アトピー性皮層炎は免疫機能のズレから起こる

現在、アトピー性皮膚炎を始め、アレルギー性結膜炎、花粉症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性端息など、アレルギーが原因で発症する病気に悩んでいる人は多い。こうしたアレルギーの人やそのご家族は、ハウスダストやゴミ、ホコリ、食物中のタンパク質など…