糖分

糖分はブドウ糖に変化し、脂肪や筋肉に蓄えられます。そしてそれがエネルギーに変換するときには、大量のビタミン日が必要ときれます。ビタミン日はカルシウムを体内に採り入れるために必要になります。ですから糖分の摂りすぎはビタミン日を大量に使うため、カルシウムをとり込むことができなくなり、カルシウム不足を招いてしまいます。カルシウム不足は、前にミネラルのところで述べたように、皮膚病の誘因になりアトピーを助長してしまいますし、精神的にも凶暴になり、ものごとに飽きっぽくなり、対人恐怖症になり、そしてわがままになってしまいます。
 

さらに糖分の摂りすぎは糖尿病を誘発することはどなたもお分かりのことと思います。私たちが糖分を摂取すると、その糖分を必要なときにエネルギー化させるため、筋肉、肝臓などにグリコースとして蓄積されます。
 

このとき、騨臓で分泌されるホルモンのインシュリンが使われるのです。しかし、糖分を過剰に摂るとインシュリンが対応できなくなり、やがて分泌がおろそかになります。すると、体内に摂取されない糖分が血液に入り込んだりそのまま尿となって排池されてしまいます。これが糖尿病。

 

 

 

糖尿病になると、やがて体内に必要な糖分の摂取ができなくなり、次第にやせていきます。また血液に入った糖分は、血液をねばっこくするので、水分を要求します。つまり水を飲んで血液を薄めようとするのです。
 

そのため、しょっちゅうのどが乾き、水が飲みたくなります。夜中に何度もキッチンヘ行き、水をガブガブ飲むというのは糖尿病の典型的な症状です。
 

糖尿病はまた、新陳代謝を鈍くし、とくに皮層の代謝が悪くなってしまいます。そのため、糖尿病はアトピーの原因ともなってしまうのです。掻き傷の治りは悪く、一向に快方に向かうことはできません。 江戸時代までは、砂糖というと薬屋でしか売っていない貴重品でした。現代はさらに人口甘味料という恐ろしい調味料を開発しました。化学の発達とともに、大量生産が可能になり、我々の大量消費が可能になったのと正比例して糖尿病、アトピーが増えてきたという歴史的な背景があるのです。