肉・魚・めん類・・・食卓に〃汚染″が並んでいる

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野菜ばかりではありません。肉や魚にも汚染は広がっているのです。私たちが毎日食べている肉類は、どのようにして生産されているか注目してみたことがありますか?


牛、豚やニワトリは、牛舎、豚舎、窪塞壱いう狭苦しい空間で、できるだけ運動を抑え込むようにして太らせる、という手段をとっています。通気は悪く、しめっぽい中で飼育きれていますから、当然、病気が発生します。それを防ぐために抗生物質を投与します。
食肉用として屠殺するときは、一応、検査があります。厚生省からは食肉用家畜には、抗生物質を与えてはいけないという通達がありますが、屠殺の1,2週間前から投与をやめていれば、検査しても分からないわけです。しかし、それ以前には抗生物質をたっぷりと与えられていますから、いわば抗生物質漬けの食肉を食べさせられているようなものです。
また飼料も人工飼料が与えられていますから、必要なミネラル分は大幅に減少しているのは当然といえましょう。

有機農業というのがあり、昭和別年代の農業のほとんどは、図らずも有機農業でした。しかし、現在行われている有機農業は、どうも形だけの有機農業のような気がするのです。有機農業では化学肥料は用いず、家畜の糞や稲藁を堆肥にして野菜に与えているのです。
ところが、家畜の糞も、人工飼料で育ち抗生物質漬けにされた家畜の糞だったり、農薬たっぷり使った稲藁だったりするのでは、いくら有機農業がいいといっても、できてくる農作物はやはり汚染されたものと言わざるをえません。

魚も現在では養殖される時代です。この養殖にも人工飼料が用いられています。魚はもともと海中のミネラルを充分に摂取して生きているものです。そういう魚を食べていれば、ミネラルも充分に摂取できるのですが、養殖の魚は、狭い網の中に押し込められて運動不足の上、人工飼料で育てられているので、本来、持っているはずのミネラル分は不足しています。
私たちは、化学調味料によって舌が麻簿させられています。市販されている漬物には化学調味料はたっぷり入っていますし、即席のラーメンやめん類の付け汁にも使われています。

 

子供のころから化学調味料で育っていますから、自然の昆布や出しジャコで出しをとったものでは物足りないという人が多くなっています。食堂でもおしんこにたっぷり化学調味料をふりかけて平気でお客に出すところもあります。

かってはこの化学調味料は、サトウ黍で作られていましたが、材料に限度があり、大量に生産できないところから、科学的に合成されたものが主流となっています。材料が天然のものならともかく、討撒字的に合成きれたものでは、身体に入ってから、体内のミネラルのバランスを崩す恐れがあります。