腸管免疫寛容

胃などで食べ物が消化された後、腸で分解と吸収が行われる。栄養を摂り入れる最前線であり、身体の内と外の境界線と言うこともできる。侵入してきた細菌やウイルスも、この腸管から体内への侵入を図ろうとする。腸管は身体の免疫の中心であり、腸には免疫の精鋭部隊が集結している。身体の約帥%のリンパ球がこの腸に存在しているとさえ言われている。

腸管でのチェックが甘くなると細菌やウイルスの侵入を許し、体内で免疫との戦いが始まる。免疫が負ければ発病である。しかし、逆にチェックが厳し過ぎると、普通では反応しないような食べ物まで異物として反応し、生活に支障をきたすようになる。そのため、特に障害のない食べ物が腸管に届いても、それを異物と認識しない免疫システムが腸管には備わっている。それが腸管免疫寛容のシステムである。


アトピー体質の人は、この腸管免疫寛容の働きが正常でなくなっている人が多い。そのため、普通の人なら何でもない卵や牛乳にまで過剰な免疫反応を示し、普通であれば作られない垣E抗体を大量に作ると考えられる。
培の大豆を高熱処理して殺菌し、乳酸菌培養の培地を作る。ここに乳酸菌を始めとした略種類の善玉菌を植え付け、共棲培養する。こうして得られた生産物を抽出・精製して完成する。これは乳酸菌の生産物質であり、胃酸などにさらされても変質することはない。経口摂取すればそのまま腸に届けられ、乳酸菌のよい餌になって乳酸菌を効率よく増殖させてくれる。